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ボイジャーとは?人類の歴史と文化を載せて友達を探す探査機

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どうも、宇宙大好き種子島に行ってみたいダルです。

FGOがFate/Requiem(レクイエム)とコラボするということで、メインキャラのモチーフであるボイジャーが取り沙汰されています。(ボイジャー引けませんでした我、敗北者)

ボイジャーというのは40年以上前に打ち上げられた探査機の名前です。

ダル

私が好きな探査機が擬人化されるなんて思いもしませんでした

ボイジャーは多くの人の想いを背負って旅立ったとてもロマン溢れる探査機だと思っています。なぜなら宇宙に人類がここに居て、何をしてきたのかその歴史を伝えに旅立った機体だからです。

今回は遠い宇宙に旅立ったボイジャーが、なぜ友達を探す探査機なのかご紹介していきます。

目次

宇宙探査機ボイジャーとは?

宇宙や科学に興味がないとそもそもボイジャーをご存じないかもしれませんね。ボイジャーとは冒頭でも述べた通り、40年以上前にNASAより打ち上げられた探査機です。

1号と2号があり、どちらも1977年に打ち上げられました。そして今なお宇宙を秒速約17kmの速度で進み続けています。

ダル

これは音速の約50倍に匹敵するという驚異的な速度です

探査機であるため、当然ながら宇宙の様々な事象を観測することが目的です。

例えば土星以外のガス惑星にも土星同様に環(輪っか)があることや、木星の衛星に地球の100倍の活火山があることなど、様々なことを明らかにしてきました。

ボイジャー1号は2012年には史上初めて太陽系を脱出。地球から最も離れた場所で今も進み続けています。

地球上の誰も行ったことがない太陽系外を目指し、太陽系を突破してさらに進んでいく機体に「旅人」を意味するボイジャーと名付けられたのも頷けますね。

しかし、ボイジャーにはこうした探査以外にも重大な任務がありました。

地球の歴史と文化を伝えるゴールデンレコード

ボイジャー1号
出典:http://goldenrecord.org/

ボイジャーの重大な任務、それは地球の外に地球文明の歴史と文化を伝えることにあります。

そのための装備として地球から旅立ったボイジャーには「ゴールデンレコード」という円盤が備え付けられました。

ゴールデンレコードのジャケットにはレコードの再生方法と地球の座標が描かれている
出典:http://goldenrecord.org/

このゴールデンレコードには言葉が通じなくとも知能の高い生物が見つけてくれれば伝わるように、数学や化学を用いた暗号でレコードの再生方法が記されています。

レコードの中身は波、風、雷などの自然の音や鳥や鯨の鳴き声、さらに人類の生活を表す街の写真太陽系の惑星の写真など、人類がどのような環境で過ごしてきたかがわかる情報が詰め込まれました。

さらにはオーケストラジャズロックなどの音楽が収録されており、そして日本語も含めた55の言語でのあいさつが記録されています。

ダル

Fateのボイジャーは歌に反応したり、犬の鳴き真似をしたり、召喚時に聞きなれない言語が聞こえたりと、ゴールデンレコードを元ネタにしたと思われる描写が散見されるのも面白いところ

彼がしているマフラーの模様も、太陽光パネルの収納に用いられる「ミウラ折り」にそっくりです。

収録された「あいさつ」の中には、古代シュメール人が話したアッカド語も含まれており、人類が今まで歩んできた道のりを伝える情報がギュッと詰まっています。

実際に収録されている音声や画像の一部が下記サイトで閲覧可能です。日本語ではハキハキとした女性の「こんにちは、お元気ですか」という言葉がゴールデンレコードに録音されています。

私自身も上記サイトで、実際に収録されている言葉や音楽を聴きながらこの記事を書いていますが、他人のタイムカプセルを開けたような、とても不思議な感覚に包まれます。

ダル

自分たちを知って欲しいという願いが感じられ、どこか神秘的です

ボイジャーは人類を代表して友達を探しに行った

ボイジャー FGO
Fate/Requiemのボイジャー
出典:FGOコラボ発表動画より

ボイジャーは宇宙の情報を地球にもたらすのと同時に、地球の情報を宇宙へもたらすために旅立ちました。

ダル

宇宙と地球の架け橋となるような存在です

そしてゴールデンレコードに数多くの言語であらゆる国のあいさつを収録したのは、レコードを拾った誰かに友好を示すため。

BUMP OF CHICKENの「話がしたいよ」という曲には「ボイジャーは太陽系外に飛び出した今も 秒速10何キロだっけ ずっと旅を続けている」という1節がありますが、まさに遠く見知らぬ誰かと話がしたいという想いがボイジャーには託されています。

遠く離れた見知らぬ人に人類は「ここに居る」とメッセージを運ぶボイジャーは、人類を代表してまだ見ぬ宇宙の友達を探しに行ってくれたのだと私は思います。

ダル

そう思うとFateのボイジャーの第一声が「あー、ゆー、まい、ふれんど?」というのも、ボイジャーの使命を表しているようで感慨深いです

広い宇宙で小さなボイジャーのさらに小さなゴールデンレコードが、運良く知的生命体の元にたどり着く確率は天文学的数字かもしれません。

しかし、いつかゴールデンレコードに興味を示した宇宙人からのメッセージが届くかもしれないと思うととてもロマンがある計画ではないでしょうか。

いつかボイジャーをきっかけに宇宙人がやってくるかもしれない

2025年には活動限界を迎えると言われているボイジャー。もうすぐ探査機としての役目は終えてしまいます。

ダル

ですが、慣性で進み続けるボイジャーは交信が途絶えても、そのまま進み続けていきます

ゴールデンレコードを手掛かりに宇宙からお客さんがやってきてくれたら、ボイジャーの大手柄ということになります。その時の人類に宇宙からの使者と友達になれる知性と余裕があれば文句なしです。

ただ、もしかしたらボイジャーに搭載されたゴールデンレコードを誰かが発見するころにはもう人類は滅びているかもしれません。そうなればゴールデンレコードが唯一残された人類の歴史ということになります。

いずれにせよ人類の歴史と文化が詰まったゴールデンレコードが、いつか誰かに拾われたらどうなるのか?考えるだけでワクワクします。

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