【呪術廻戦】領域展開に使われている言葉や漢字から込められた意味を考察

呪術廻戦 考察漫画
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どうも、心象風景が世界を塗り替えるの大好きマンことダルです。

※ジャンプ本誌のネタバレあり

呪術廻戦の中でも限られた実力者たちしか使えない領域展開。呪術戦の極致とも言われるまさにとっておきの技です。

Fateの固有結界とか、みえるひとのとばりとか、ボーボボの聖鼻毛領域とか結界技が大好きな私からしたら最高にcoolな技だと言えます。

しかも漢字の羅列かっちょいい!なんか意味はわかんねけど語呂いいし最高だぜ!と馬鹿丸出しで思っていました。

流石BLEACH大好きの作者が描いているだけあって、卍解に通じるかっこよさがありますよね。

しかしよくよく見ると「なんやこの漢字の羅列意味わかんね」となりませんか?

ただかっこいい言葉・漢字を羅列しているわけではありません。そこにはしっかりとした意味が込められています。

例えば虎杖の「逕庭拳」。逕庭とは「隔たりがあること」という意味です。呪力の流れとインパクトの間に隔たりがあることを表した技名ですが、調べずにこの意味がわかる人の方が少ないでしょう。

そこで今回は領域展開の名前について、漢字や言葉からその意味を考察してみました。

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領域展開とは?使用キャラと種類一覧

渋谷事変で「術式ごとに世界観は違う」と真人が言っていたように、呪術師の能力は十人十色です。

この生まれ持った術式を付与した生得領域(心の中と言い換えられる)を、呪力で押し広げるのが領域展開です。

領域内ではステータス向上のバフがかかるだけでなく、術式が必中になるという大技。そのため限られた猛者しか使えません。

現在確認されている領域展開は以下の7つのみ。いずれも特級相当の術師および呪霊によるものとなっています。術者と領域展開の名前・読み方をおさらいしましょう。

  • 両面宿儺の伏魔御厨子(ふくまみづし)
  • 漏瑚の蓋棺鉄囲山(がいかんてっちせん)
  • 五条悟の無量空処(むりょうくうしょ)
  • 真人の自閉円頓裹(じへいえんどんか)
  • 伏黒恵の嵌合暗翳庭(かんごうあんえいてい)
  • 陀艮の蕩蘊平線(たううんへいせん)
  • 疱瘡婆(ほうそうばばあ)の領域展開(名称不明)

いずれも漢字4文字~5文字で構成されていますが、どれも聞き慣れない言葉ばかりではないでしょうか。

それぞれの漢字や言葉を見ていくと、領域展開の名前に込められた意味が見えてきます。

両面宿儺の伏魔御厨子(ふくまみづし)

伏魔御厨子
出典:呪術廻戦 2巻8話

両面宿儺の領域展開。伏魔殿という言葉がありますが、これは悪魔が潜む場所。また転じて陰謀や悪事が絶えず企まれる場所を指します。

元々伏魔殿とは中国の伝奇小説「水滸伝」に登場する建物です。お堂のような建造物を出現させることからも、伏魔殿から名づけられているであろうことが伺えます。

そして御厨子は御厨子所、つまり現代でいうキッチンや厨房を表す言葉から来ていると思われます。

宿儺の術式は「三枚におろしたつもりだったんだが」「味見といった所だな」など料理に関する台詞回しが多いことから、料理に関するものであると推察されます。

現時点で確認されているだけでも、術式は斬撃と炎の2パターン。これらが包丁とコンロなのであれば、他にも調理にまつわる術式があるでしょう。

例えば潰す、干す、燻す、煮る、串刺す、蒸すなどなど様々なパターンがありそうです。

そんな術式が付与された領域が伏魔御厨子なので、宿儺’s kitchenと言い換えられそうですね。領域展開発動のポーズも、両手を合わせた「いただきますのポーズ」に見えるため、あながち間違いではないでしょう。

食らった敵はまさにまな板の上の鯉状態で、成す術がありません。

漏瑚の蓋棺鉄囲山(がいかんてっちせん)

蓋棺鉄囲山
出典:呪術廻戦 2巻15話

特級呪霊である漏瑚の領域展開。周囲は噴火口に落ちたような、マグマだらけの灼熱地獄と化します。

並みの術師なら入るだけで死ぬという威力も頷ける。実際渋谷事変では、領域展開なしでも圧倒的な強さを見せていましたから、五条以外の術師なら確かに瞬殺なのでしょう。

これは蓋棺+鉄囲山という2つの単語の組み合わせ。それぞれの意味は以下の通りです。

  • 蓋棺:遺体を入れる棺の蓋を閉めること。転じて死ぬことを表す。
  • 鉄囲山:仏教の世界観で最も外側にある鉄で出来た山のこと。世界は鉄囲山に囲まれているという説。

つまり「お前に死をもたらすものが、ぐるりと囲んでいるぞ。ここが貴様の棺桶だ!」という意味でしょうか。

なかなか殺意の高いネーミングですが、仏教における山の名前を持ち出してくるあたり大地の呪霊?であろう漏瑚らしい領域展開です。

五条悟の無量空処(むりょうくうしょ)

無量空処
参照:呪術廻戦 2巻15話

五条悟の領域展開である無量空処も、漏瑚と同じく仏教に関連する言葉です。

無量空処とは「物質的存在がまったく無い空間の無限性についての三昧の境地」を表す単語。ざっくり言うと修行の先に至ることができる、肉体や欲といった枷から解き放たれた境地のことのようです。

無量空処は「生きるという行為に無限回の作業を強制する」と、使用者である五条本人の口から語られています。

実際には思考はできるものの、行動に移すことはできないため無になっているのと変わらない状態です。修行の末に辿り着く境地に似ているという皮肉でしょうか。

領域展開時のハンドサインの意味

領域展開発動時の五条の「人差し指と中指をクロスさせたハンドサイン」は、幸運を祈るという意味があります。

これはクリスチャンが指で十字架を表していたのが由来で、悪霊を祓うのに適したポーズです。

加えてエンガチョのポーズ(地方によるらしい)でもあり、穢れを防ぐ行為とされています。

そのため西洋的に見ても日本的に見ても、呪術師にぴったりなハンドサインと言えるでしょう。

真人の自閉円頓裹(じへいえんどんか)

自閉円頓裹
参照:呪術廻戦 4巻29話

自閉円頓裹は真人の必殺術式を必中にする凶悪なものです。原型の掌で触れて発動という制約がなくなるため、虎杖や五条以外の術師では抵抗しようがありません。

自閉円頓裹は3つに分解することができ、それぞれの意味は以下のようになります。

  • 自閉:他人との接触をきらい自分だけの世界に閉じこもる精神状態
  • 円頓:天台宗の教義で、全ての事柄の一切を欠くことなく備えており、すぐさま悟って成仏できること
  • 裹:つつむ。まとう

つまり「自分だけの世界で相手を包み、速やかに成仏させる」領域だということです。

真人の術式であれば敵を即死させるのは簡単なため、その凶悪な性能をよく表していると言えるでしょう。

伏黒恵の嵌合暗翳庭(かんごうあんえいてい)

嵌合暗翳庭
参照:呪術廻戦 7巻 58話

伏黒恵の領域展開「嵌合暗翳庭」は、影を媒介にした式神を操る十種影法術らしく、影を広げ式神を召喚しまくる領域です。

まだ未完成かつ描写も不足していますが、宿儺の指を取り込んだ特級呪霊程度であれば祓える力を誇ります。

嵌合+暗翳+庭の造語で、それぞれの意味は下記の通りです。

  • 嵌合:軸と穴がハマり合うこと
  • 暗翳:暗い影、比喩として不安・不吉を表す(≒暗雲)
  • 庭:屋敷内の空地。神事・行事などの行われる場所

嵌合はパーツ同士が噛み合うことを意味する言葉。伏黒恵は初めて領域展開発動する際に、五条悟から「なぜ交流会で送りバントをした?」という問いを思い出します。

そして自分を犠牲にすれば相打ちを狙える術式のため、限界を越えようとしてこなかったことを自認しました。

領域展開によって呪術師として一皮むけたため、「術式」と「自分」が噛み合った瞬間だったのではないでしょうか。

またゲームのハメ技のように、ハマるには「抜け出せなくなる」という意味もあります。複数の式神を同時多発的に生み出しフルボッコにする、領域の特性を表しているようにも読み取れます。

さらに暗翳は暗い影を意味するので、影を媒介にする術式にぴったりです。影に満たされた空間は、暗翳庭という呼称が相応しいものでした。

庭に込められた意味

庭には通常使われる意味以外に、「神事・行事などの行われる場所」という意味もあります。

神事、行事とは何を意味するのか?2つのパターン(もしくは両方)が考えられるのではないでしょうか。

  • 嵌合暗翳庭=魔虚羅調伏の神事説
  • 嵌合暗翳庭=神様が集う場所説
嵌合暗翳庭=魔虚羅調伏の神事説

伏黒恵の十種影法術は、その名の通り以下10種類の式神を操る術式です。

  1. 玉犬(白・黒)
  2. 蝦蟇
  3. 大蛇
  4. 満象
  5. 脱兎
  6. ???
  7. ???
  8. ???
  9. 魔虚羅

これらの式神は術者本人が、調伏(=タイマンで倒す)しなくてはなりません。

交流戦で満象を初お目見えさせた際に「調伏したてで呪力消費が大きい」という台詞があったように、作中では伏黒の術式は完全な状態ではありません。まだ調伏を進めている最中です。

あらゆる攻撃に対応する最強の式神である「八握剣 異戒神将 魔虚羅」を調伏できるとすれば、多彩な攻撃を生み出せるこの領域展開しかないはず。

そして異戒神将というネーミングから、魔虚羅は十二神将がモデルと思われます。魔虚羅を調伏する=神事を行う場所という意味が含まれているかもしれません。

嵌合暗翳庭=神様が集う場所説

伏黒が扱う式神はそのほとんどが動物。10種類の式神は「動物」という以外に関連性がなさそうに思えます。

しかし実はいずれの式神も「神」として崇められる動物ばかりです。

例えば象はインド周辺の地域では神として崇められていますし、他にも狼は多くの神話に登場する生き物です。

それだけではなく蝦蟇や兎、蛇、鵺も祀っている神社があります。そのためどの式神も信仰の対象になっている動物ばかりなのです。

狼や象を祀ったり狛犬にしたりする神社もあり、神社で祀られている動物縛りかもしれません。

また魔虚羅は十二神将をモデルとしていると思われるので、神そのもの。ですが十二神将は仏教の世界における神なので、他の動物たちとは経毛色が違いそうです。

これらのことから嵌合暗翳庭には、「神様が集う場所」という意味があるのかもしれません。

これから明かされるであろう、残りの式神たちに要注目です。

陀艮の蕩蘊平線(たううんへいせん)

蕩蘊平線
参照:呪術廻戦 13巻108話

海の呪霊である陀艮の領域展開「蕩蘊平線」は南国のビーチを思わせる空間です。必中の人喰い魚のような式神さえいなければ、リゾート地と遜色ありません。

蕩蘊という単語はありませんが、それぞれの漢字には以下のような意味があります。

  • 蕩:揺れ動く。豊かに広がっている
  • 蘊:積み蓄える

「蕩」は揺蕩うという単語があるように、ゆらゆらと揺れ動く様を表しています。豊かに広がっているという意味もあるため、海を表しているのでしょう。

「蘊」は積み蓄えるという意味があり、多数の式神を駆使する領域展開での攻撃方法を表していると思われます。

ちなみにこの式神たち「死累累湧軍」は、古生代のシルル紀が由来でしょう。約4億年ほど前のこの時代に、生物は海から陸上へと本格的に進出しました。

「海の生き物が地上へ進出したこと」と、「人から生まれた呪霊が表舞台へ進出すること」をかけているのではないでしょうか。

「平線」という単語もありませんが、水平線や地平線という海・陸と空の境界線に見える平らな線を指す言葉がありますよね。蕩蘊平線はどこまでも海が広がり水平線がよく見える領域なので、その雄大さを表しているのでしょう。

海の呪霊にぴったりな広く穏やかで、時に荒々しい海のイメージを表現した領域展開名だと言えそうです。

領域展開はそれぞれのキャラの個性を色濃く表している

領域展開は聞きなれない言葉や漢字の羅列で、なんとなくカッコいい語感がいいものではありません。

それぞれの言葉や漢字に、しっかりとした意味が込められています。いずれの領域展開も使用者の個性を色濃く表すものとなっており、その意味を知ることでより深く呪術廻戦という作品を楽しめるでしょう。

五条悟や漏瑚、真人などの領域展開には、仏教関連の用語が散りばめられていました。(他にも陀艮の蕩蘊平線の蘊も、五蘊という仏教用語がある)

そのため仏教が作品に深く関わってくる可能性があります。かっこいいからってだけかもしれませんが…。

これから新たに虎杖や東堂などが、領域展開を習得することがあれば、仏教用語が入っている可能性が高いと言えるでしょう。

そして仏教以外の宗教の用語が入ってくるキャラが現れれば、他のキャラとは異なる特別な立ち位置であるかもしれません。領域展開に使われる言葉や漢字にも要注目です。

ダル

オタクが大阪弁丸出しで歴史を中心に好きなものをライトに書いていきます。歴史と音楽が大好きでライブハウスに入り浸る。他にも漫画・アニメ、ゲーム、特撮、食べ歩き、文房具など好きなものが多い。オタクは忙しい。

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