どうも、乙骨憂太ガチ勢のダルです。
※ジャンプ本誌のネタバレあり
ついに呪術廻戦本編に、呪術界のスパダリこと乙骨憂太が再登場しました。2021年クリスマスには「劇場版 呪術廻戦0」が公開されるので、乙骨の人気はさらに高まるでしょう。
あれだけ死屍累々・阿鼻叫喚になった渋谷事変で「早く助けに来てくれ!」と一部読者から待ち望まれていたにもかかわらず、五条封印・虎杖死刑再宣告という最悪のタイミングでやって来た乙骨先輩。
「最高に盛り上がるタイミングで登場する」という作者・芥見下々さんの発言通りです
今まで作中では「海外に居る」という断片的な情報しかなかった乙骨ですが、本編再登場まで一体どこでどうしていたのでしょうか。
今回は乙骨がどこにいたのか、そして現在の強さ・能力、これからどうなるのかを考察します。
「乙骨憂太」とは?一般生まれの化け物で最後の特級術師
まずは乙骨憂太が何者なのか?を整理しましょう。乙骨は呪術廻戦の前日譚である読み切り作品「東京都立呪術高等専門学校(呪術廻戦0巻)」の主人公で、数少ない特級術師の一人です。
- 呪術高専2年生(本編現在)
- 4人の特級術師の一人
- 入学時から特級術師
- 作中では日本三大怨霊の一人、菅原道真の子孫で、五条悟の遠縁
- 底なしの呪力・無制限の術式模倣が可能
- 特級呪詛師である夏油が振るう特級呪具「游雲」を食らっても微動だにしない
関単にプロフィールを挙げただけでも、やばいチート野郎だとわかる実力者です
天才と称される伏黒恵や、相伝の術式を持つ狗巻棘でも入学時は二級でした。更に言えば最強の呪術師である五条悟や夏油傑ですら、特級術師となったのは在学中(恐らく2年生時)なので、入学時から特級術師だった乙骨がいかに規格外かがわかります。
乙骨憂太が本編に登場するまでの経歴
- 結婚の約束をした幼馴染の祈本里香が「特級過呪怨霊」となり、幼少期から呪われる
- 死後祈本里香は攻撃的になり、乙骨が家族と離れるきっかけに
- 祈本里香は、乙骨を傷つけようとする者を自動で攻撃するように
- 執拗なイジメが原因となり、同級生4名に重傷を負わせる
- 出自不明の莫大な呪力を持つ特級過呪怨霊に呪われた乙骨憂太の秘匿死刑が決定
- 五条悟の独断により秘匿死刑の阻止ならびに高専への編入が行われる
- 祈本里香の圧倒的な存在から、特級術師として入学
- 交流戦に人数合わせで出場し、圧勝する(東堂が居たにもかかわらず)
- 特級呪詛師・夏油傑の百鬼夜行においては、単独でこれを撃破
- 祈本里香の解呪に成功する
- 百鬼夜行後に特級呪術師でなくなるも、3カ月で再び特級に認定される
- 宿儺の器・虎杖悠仁の抹殺に向かう(本編)
2021年2月現在わかっている経歴をまとめただけでも、大活躍しているのがわかります。
0巻未読者でも、東堂が出場している交流戦で圧勝し、特級術師の夏油を単独撃破していると言えば、その凄さが伝わるでしょう
乙骨は無限に思える底なしの呪力量と、制限無しの術式コピーが能力。0巻では狗巻家の呪言をコピーして、大量のムカデ呪霊(渋谷事変後半のものと同じと思われる)を『死ね』の一言で全滅させました。
しかも狗巻と違って反動を呪力で作ったメガホンに押し付けることで、実質ノーリスクで強い言葉を使えます(メガホンが代わりに壊れる)
式神以外に呪力で物を作るのは、本編では禪院真依の「構築術式」のみ。さらっとやってのけることがどれもこれもあり得ないほど高レベルです。
さらには家入さんにしかできない、他人への反転術式での治癒を複数人同時に行えるほど、呪力の微細なコントロールも行えます。
これを入学したての1年時にやっており、それまで一般人と過ごしてきたとはとても思えないレベルです
他にも特級呪霊の中でも硬い花御ですら大打撃を食らっていた「游雲の一撃」を食らっても微動だにしないなど、防御面においても化け物です。
游雲は呪力量によって威力が増す特級呪具。特級術師である夏油が使った一撃は相当な威力だったはずです
呪術廻戦キャラから見た乙骨の評価
圧倒的な強さを持つ乙骨ですが、性格は気弱でとても優しい青年です。里香ちゃんが他人を傷つけるのを恐れ、自殺を図ったことも。
また里香ちゃんが周りを傷つけることと、気弱な性格でイジメられていた反動か、極端に友達を大事にする性格。夏油に高専の仲間たちが傷つけられた際には、顔つきが変わるほど激怒しています。
とはいえ曲者・変人・クソ野郎の多い呪術界の中では、数少ないまともな人格です。
- 伏黒:「唯一手放しで尊敬できる人」
- 五条:「僕に並ぶ術師になる」「僕に何かあったら一、二年のことを頼む」
- 虎杖:「もし次俺が宿儺に代わったら、迷わず殺してくれ」「先輩ならできると思う」
- パンダ:「目標のために命かけて頑張っちゃったり、サバサバしてんのかウジウジしてんのかよくわからん」
- 偽夏油:「そこまで魅力を感じない」「残念だけど乙骨憂太は五条悟にはなれない」
伏黒に唯一手放しで尊敬できる人と言われるほど、人格面は問題ありません。
五条悟からは名指しで「僕と並ぶ術師になる」と言われており、その強さはお墨付きです。わざわざ海外に赴いてまで、自分に何かあったら「今の一、二年のことを頼む」と頼みに行っていることからも、信頼の高さがうかがえます。
一、二年と言ったのは宿儺を抱える虎杖だけではなく、禪院から目を付けられる伏黒や禪院真希、上層部から狙われやすいパンダも含めてかもしれません
虎杖は自分の処刑に現れた乙骨の強さを直に体感して、乙骨なら宿儺を倒せると思い「もしも」の役目を託しました。宿儺の強さを知っていてもなお頼んだほどなので、乙骨の強さは本物のようです。
またパンダの評価は直接乙骨を名指ししたわけではありませんが、乙骨をイメージしての発言。ウジウジしながらも、里香ちゃん解呪のため命をかけた姿を知っているパンダならではの評価でしょう。
一方、偽夏油は意外にも乙骨には興味なし。
術式模倣があれば呪霊操術であれ無為転変であれ、自在に使え便利に思えますが…
里香ちゃんの解呪が達成されたことで“縛り”が無くなったと言っています。
乙骨を見誤っているのでは?と思いますが、それについては後ほど考えたいと思います
\ 乙骨って誰?パンダたちとの関係は?夏油って何者?という疑問が解決する0巻/
乙骨は本編再登場までどこでどうしていた?
乙骨は本編ではずっと海外に居たため、長らくイメージ映像のみでした。
それでは具体的にどこでどうしていたのか?その様子が初めて確認されたのは4巻33話の扉絵です。
出典:呪術廻戦 4巻33話より
夏油傑の百鬼夜行に参戦し、作者直々にMVPと評された呪詛師ミゲルとアフリカにいる様子が確認されました。
東京・百鬼夜行にて五条悟と交戦。六眼を持つ五条悟に「面倒くさそうなやつが居る」と評される。夏油傑の命令通り、単独で五条悟を10分以上抑えることに成功。術式を乱す特殊な術式が編み込まれた、黒縄(こくじょう)と呼ばれる呪具を使う。
また最強の肉体を持つ伏黒甚爾ですら傷を負った術式反転『赫』を食らっても、吹っ飛ぶ程度で済む頑丈さも持ち合わせる。
背景にバオバブの樹が映っていることから、恐らくマダガスカルではないかと思われます。
バオバブは南アフリカ共和国やエチオピア、オーストラリアなどで見られますが、最も有名なのはマダガスカルでしょう
\ ここ!マダガスカル/
次に確認できたのはアニメのOPでした。この時もミゲルと共に映っており、場所は恐らくモロッコのシャフシャウエンという街です。
シャフシャウエンはギリシャのような白い街が有名で、建物の下半分が鮮やかな青色に塗られているのが特徴的です。
モロッコはアフリカ大陸の北端に位置し、対岸にスペインがある国です
\ ここ!モロッコ/
仮にバオバブの樹がマダガスカルのものだとすれば、乙骨はミゲルと共にアフリカ大陸を縦横断したことになります。ざっと8,000 kmもの道のりを移動して、何をしていたのでしょうか。
乙骨はミゲルと共にアフリカで修業していた説
0巻の後書きによると、ミゲルは百鬼夜行で五条を抑え切ったことで、五条から目をつけられ苦労するようです。
ミゲルは乙骨を連れアフリカへ里帰りすることで、乙骨をパワーアップさせていたのではないでしょうか。
そしてこれは十中八九、五条の差し金でしょう。
出典:呪術廻戦 4巻32話より
五条は交流戦直前(虎杖おっぱっぴー事件時)に「出張で海外に行っていた」「お土産としてとある部族のお土産を」と語っています。
当時は特に違和感ありませんでしたが、天元が居る日本は特別で、天元が居ない海外では呪術師や呪霊は極端に少ないと九十九から語られました。
呪術師や呪霊の数が少ないということは、特級術師が必要になる強敵も少ないということ。
わざわざ五条が出向かなければならないほどの呪詛師・呪霊は海外にほぼ存在しないでしょう
それでも海外に行ったのは、乙骨の修業を見るためだとすれば納得いきます。
五条が海外に行った理由は、17巻143話によると「五条悟にもしもの時があった際に、今の一、二年生を頼む」とお願いしに行ったためと明かされました。乙骨がアフリカに行っていたのも、ミゲルが使用していた黒縄を探すためだったようです。
とはいえミゲルは五条と渡り合った作中でも数少ない強者。そして乙骨は術式をコピーできるため、多くの術式に出会うほど強くなります。
ミゲルを師匠として修業しながらアフリカを旅していたのなら、0巻以上にパワーアップしている可能性は十分あります
解呪成功し成仏したはずの祈本里香がなぜいる?
アフリカで修業を積んだ?乙骨ですが、偽夏油曰く弱体化している様子です。
出典:呪術廻戦 11巻90話より
偽夏油は底なしの呪力と制限なしの術式コピーは、あくまで里香ちゃんの魂を現世につなぎ留めるという“縛り”によるもので、里香ちゃんのいない乙骨には興味がないとのことでした。
乙骨をただの呪われた一般人と思っており、実際は乙骨が里香ちゃんを呪った側だと知らない…という可能性もありますが、恐らく知っているでしょう
なぜなら偽夏油は里香ちゃんを「抑留するという」言い方をしています。知らないなら「呪いが解けたから興味ない…」的な言い方になるはずです。
なので乙骨が里香ちゃんに呪い(≒縛り)をかけていたのは知っている模様。それでも興味がないのは何故なのか…。
とはいえ里香ちゃんが健在だった頃と変わらず、2年生になっても特級術師であることに変わりはないため、等級の降格はしていないようです。
※ファンブックによると乙骨は里香ちゃん解呪により、一度降格されたものの再び特級術師に認定されたとのこと。しかもたった3カ月後に。やはり実力は本物のようです。
里香ちゃんがリカちゃんになっている理由4パターン
0巻で解呪成功しているので、当然と言えば当然なのですが、偽夏油の評価で改めて本編で里香ちゃんは成仏してこの世に居ないと、誰もが思ったことでしょう。
出典:呪術廻戦 137話より
しかし本編に再登場した乙骨は、リカちゃんを連れていました。ここで気になるのが呼び方の変化です。
0巻では「里香」もしくは「里香ちゃん」呼びだったにもかかわらず、本編に登場した乙骨は「リカちゃん」と呼んでいます。
まさかのカタカナ表記。なぜ呼び方が違うのか?私は4パターン考えられると思います
①祈本里香を模した何かだから
まず1つ目のパターンは「祈本里香を模した何か」を生み出したという説。
乙骨は0巻の一件でもわかるように、呪力で物質を生み出せます。その膨大な呪力で祈本里香を模した何かを作り出し、それを「リカちゃん」と呼んでいる可能性です。
メガホンを作った例があるので、呪力でものを作るまでは可能でしょう
137話ではリカちゃんが自立行動しているような描写でしたが、これも式神の例があるので、コピーすれば不可能ではなさそう。もしくは乙骨の自演(実際は自分で操作)の可能性もあります。
いずれにせよ自分の呪力で里香ちゃんを作り出しており、あくまで模造品だからリカちゃんと呼んでいるのではないでしょうか。
②祈本里香とは別人のリカちゃんだから
次に祈本里香とは「別人を呪い、リカちゃんにしている」説。
乙骨の性格的になさそうかなと思いながら、一応可能性として挙げます
「特級過呪怨霊」祈本里香は、乙骨が目の前で交通事故に遭った里香ちゃんが死ぬのを拒んだことで、無意識に呪ってしまった結果生まれました。
そのため乙骨が同じような形で死にゆく人を呪えば、里香ちゃんと同じく「特級過呪怨霊」を生み出せる可能性はあります。
とはいえ乙骨が同じ過ちを繰り返すとも、別人をリカちゃんと呼ぶとも思えないのでなさそうなパターンです。
③刀or指輪に残った祈本里香の残滓だから
そして乙骨が使っていた「刀or指輪に残った祈本里香の残滓」を使役している説。
0巻で乙骨は里香ちゃんの呪力を刀に込めて、使っていました。
五条曰く「呪いは物に憑いている時が一番安定する」とのこと。
刀に呪いを込めているうちに、里香ちゃんの残滓が付喪神のように刀に取り憑いた可能性はあるでしょう
「物に呪力を込め使っていると、呪具になる」という設定。そして「游雲は特級呪具の中で唯一術式を付与されていない」という設定があるので、呪具には術式が付与されているとわかります。(例:術式を打ち消す天逆鉾など)
そのため乙骨の強力な呪力が込められ使われ続けた刀が、術式が付与された呪具と化していても不思議ではありません。
実際137話で乙骨が登場した際に、リカちゃんが顕現していると思われる場面では刀が映っていません。これはリカちゃん=刀が動いているため、刀がその場になかった可能性があります。
ただし乙骨が使う刀は0巻で夏油との戦闘の際に、呪力を一気に込め過ぎたことで、刀身ごとバラバラになっています。
打ち直せば大丈夫なのかもしれませんが、破損しているというのが問題ですね。呪具にはなっていないかも?
もしくは里香ちゃんから貰った「結婚指輪」の方が、呪具になっている可能性もあります。今のところ本編では指にはめているシーンを確認できませんが、0巻ではネックレスにしていたので、首から下げているのかも。
指輪は里香ちゃんと初めてパイプを繋げたもので、里香ちゃん本人からの贈り物なので、呪具となっていてもおかしくないでしょう。
いずれにせよ祈本里香本人ではなく、里香ちゃんの呪力が残った呪具で作り出したものを、リカちゃんと呼んでいるのではないか、というパターンです。
④特になんにも関係なかったよパターン
最後は身も蓋もありませんが、特に表記の違いに何の意味もなかったという可能性…というか不安もあります。
第2クールのEDの25秒あたりから、高専の教室が映り机に「乙骨・リカ」の相合傘が書かれているのが見えます。
出典:呪術廻戦 第2クールEDより
乙骨の性格的に相合傘なんて恥ずかしくて書かないと思うので、もしかしたら解呪前の里香ちゃんが書いたものかもしれません。
里香ちゃんは享年11歳で、本人が書くなら漢字よりカタカナの方が違和感ないので、本人が書いた説を推します
ただもしそうだとしたら、里香ちゃん本人がリカと名乗っていることになります。なのでその場合は、里香ちゃんの呼び方に違和感があるということ自体が無意味になるので、全パターンが茶番となるのです…。
「存在しない記憶」のように伏線でもなんでもない可能性もあります
乙骨が仲間になってくれるフラグ
虎杖抹殺の命を受け、狗巻の復讐に燃える乙骨ですが、このまま敵対するだけだとは思えません。というか乙骨好きなので、優しい顔も見たい…。
戦闘は免れないかもしれませんが、乙骨が仲間になてくれそうなフラグも実はいくつかあります。
乙骨は虎杖を守るために来てくれていたようですね!!良かった仲間で!これで落ち着いて乙骨大活躍の映画を観れますね
※本編で仲間になってくれたのですが、再登場時に私が書いていた「乙骨が仲間になってくれるフラグ」をそのまま掲載しておきます。展開が的中している部分もあるので、この先の展開につながる箇所があるかもしれません。
虎杖とは境遇が似ている
まず虎杖と乙骨は、境遇が非常に似ています。
- 秘匿死刑を宣告される
- 死刑の原因が自分以外
- 自らが行ったことが死刑の遠因に
- 五条が庇っていた将来有望株
- 東堂に気に入られる
このように2人は秘匿死刑仲間。しかもどちらも自分が何かしたというよりは、自分以外(里香ちゃん・宿儺)の呪いが理由で死刑宣告されています。
また奇しくもどちらの呪いも自らが原因です。里香ちゃんは乙骨が死を拒んだことで、宿儺は虎杖が指を飲み込んだことで、呪いとなっています。
そして両者ともに将来有望株として、五条によって死刑を免れました
乙骨は「五条の生徒でも関係ない」と言っていましたが、根が優しいので事情を聞くぐらいはしてくれそうだと期待しています。
加えてそもそも乙骨は一般人の出身だということもあり、呪術界でのしがらみは薄いはず。五条の教え子であることに加え、真希さんの境遇や生い立ちを知っている彼が、そう簡単に上層部の言いなりになるとは思えません。
夏油の百鬼夜行の一件の当事者でもあるため、呪術界への不信感を持ち合わせていてもおかしくないでしょう
さらに前述した通り、五条はアフリカに居る乙骨に会いに行ったと思われます。時期的には虎杖復活の前後だと思われるので、五条から虎杖について聞いていてもおかしくありません。
封印される際にも、乙骨を話題に出していたので、五条からの信頼は厚いはず。もし虎杖が復活した後にアフリカに行っていたなら、何かあった時のことを託していた可能性は十分にあります。
上層部に従うフリをして、虎杖と接触する口実に利用する可能性もあるのではないでしょうか。
禪院直哉が地雷踏みそう
次に禪院直哉が、乙骨の地雷を踏み抜いてくれそうだという点。
禪院直哉は禪院家関係者が嫌悪していた「禪院家」の縮図そのものな男。男尊女卑の激しい男なので、禪院真希を貶して乙骨の怒りを買いそうです。
乙骨は周囲を傷つけないよう怯えて生きてきたこともあり、高専の仲間を必要以上に大切にする傾向があります。今回も狗巻を傷つけられたことで、ブチ切れている様子です。
真希を貶されれば、標的を禪院直哉に変える可能性は十分あります
また伏黒を殺そうとしていることを知れば、そちらにも怒るかもしれません。クールな伏黒が「手放しで尊敬できる」と乙骨を評していたことから、それなりに交流があるはずですから。
敵の敵は味方ということで、一時共闘してくれれば、なし崩し的に仲間になってくれるかもしれません。
狗巻先輩の傷の違和感
そして乙骨が激怒して虎杖絶対殺すマンになっているのは、狗巻が腕を無くすほどの大けがを虎杖に負わされたからです。
ただ、これ凄く違和感があります。
渋谷事変で腕を無くした…となれば間違いなく宿儺の領域展開の影響でしょう
領域展開の射程範囲ギリギリに居たのであれば、腕だけ切られてしまっても不思議ではありません。
出典:週刊少年ジャンプ 2020年50号より
しかしジャンプ本誌に掲載された「渋谷事変現在位置」によると、虎杖と狗巻の位置は大きく離れています。
22:10に狗巻が虎杖を地下へ見送っており、宿儺による領域展開が行われたのがその約1時間後の23:07頃です
空白の1時間があるため、狗巻が近くにいてもおかしくありませんが、元々の位置としては離れた場所にいました。
もしかしたら狗巻先輩の腕は、虎杖ではなく別の何者かに落とされた可能性があります。
理由としては友達思いの乙骨を、虎杖抹殺に指し向けるためでしょう。普段の乙骨であれば、境遇が似ており五条の生徒でもある虎杖の抹殺を命じても、首を縦に振ることはないでしょう。
しかし友達を傷つけられたとあれば話は別です
0巻でも狗巻・パンダ・真希の3人が夏油に傷つけられたことに激怒し、迷うことなく里香ちゃんを完全顕現させています。
作中で乙骨が怒りを露わにしたシーンはいずれも、友達を貶されたり傷つけられたりした時ばかり。
激怒すると周りが見えなくなる節があるので、ちょうどいいと上層部に思われたのかもしれません。
また狗巻を狙ったのは意思疎通が難しいから。「呪言の影響で話せない」「腕がなく筆談が難しい」「虎杖を庇っているかもしれない」となれば、乙骨からすれば何が真実かわかりません。
乙骨は今まで海外にいて渋谷事変や後輩たちの詳細を知らないため、上層部により情報操作されていそうです。
もしこの情報操作が判明して、乙骨が真実に気づけば虎杖の味方になってくれるはずです。
伏黒恵が虎杖を探している
禪院直哉の侍女によると、伏黒は既に虎杖捜索の任務にあたっているとのこと。
伏黒が虎杖を殺すとは思えないので、乙骨に出会えば止めてくれるでしょう。
伏黒が手放しで尊敬できるとまで評したからには、乙骨とそれなりに交友があるはず。仲間を極度に大事にする乙骨であれば、後輩の話に耳を傾けてくれるでしょう。
渋谷事変での事情や、魔虚羅の件を伏黒が話せば、五条悟封印続行や夜蛾学長の処遇、ひいては虎杖処刑について違和感を覚えてくれる可能性があります。
そうなれば一旦処刑は中断して、真相を知ろうとするのが乙骨らしいかと思いますが…問題は伏黒が間に合うかどうかです
姉である伏黒津美紀が、偽夏油の計画の聖で「悪意を持った1,000人の虎杖」の一人になっているので、そちらを優先して虎杖捜索が後回しになっているかもしれません。
乙骨が仲間になるうえでの不安要素
願望混じりに乙骨が仲間になるフラグを挙げてきましたが、フラグの可能性と同じくらい不安要素もあります。
それは「乙骨は怒ると周囲が見えなくなる」ということ。先ほど述べたように0巻では、夏油に仲間が傷つけられたことで、禁じられていた里香ちゃんの完全顕現を何の躊躇いもなく行っています。
また夏油に対して「僕が友達でいるためにお前は殺さなきゃいけない」と言っているように、乙骨が呪術師をしているのは、自分が生きていていい存在だと自己肯定するためです。
虎杖の主張や事態の違和感などは無視して、虎杖抹殺に全力を注ぐ可能性は十分にあります。
パワーアップした乙骨が敵に回れば大ピンチ間違いなし
乙骨大好きなので願望を言えば仲間になって欲しいですが、すぐにはならないと予想します。
五条と並ぶ特級術師で、なんでもできて、性格も穏やかな乙骨が仲間になると無敵なので、主人公サイドが随分余裕になってしまいます。
虎杖の成長や物語を動かすためにも、しばらくは乙骨は敵として振る舞うでしょう。将来的には味方になってくれるかもしれませんが。
再登場してすぐは、すぐに味方になってくれないと予想していましたが、死滅回游の別コロニーに参加したのでやっはり別行動でしたね
本編への登場が待ち望まれていた前作主人公が、まさか敵として登場するとは思っていませんでした。
とはいえ乙骨が完全な敵役になるとは思えません。最終的には虎杖に味方してくれるのではないでしょうか。
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