どうも、ワートリとFPSが大好きなダルです。
ワールドトリガーの中核を担うトリガーという設定。「自分ならどんなトリガーを使うか?」考えたことがあるファンも多いでしょう。
細かく設定が練られているからこそ、妄想・考察が捗るというもの。すると「ガンナーが使う銃は何が違うの?」と思われたことはありませんか?
銃型トリガーは弾トリガーを打ち出す装置のようなものなので、現実世界のように多様な銃がある必要性はなさそうに思えます。
しかし実際にはアサルトライフル型や拳銃型など、多彩な銃型トリガーが登場しています
銃型トリガーの形状が違うと、武器としてどのような差があるのか?を考察してみました。
銃型トリガーとは?
銃型トリガーはガンナーが使用する銃の形をしたトリガーで、弾丸となる弾トリガー(シューター用トリガーと同じ)を撃つためのトリガーです。
拳銃型やアサルトライフル型など、現実の銃に則して様々な種類があります。
銃型トリガーは弾トリガーの付属品的な扱いなので、8つのスロットにはカウントされません
ちなみに元々シューターが先にあり、扱いやすくするため銃型トリガーが開発された経緯があるので、シューターよりもガンナーの方が後発です。
出典:ワールドトリガー 13巻107話より
そもそもトリオンの弾丸は嵐山さん曰く、以下3つの要素で構成されているようです。
- 弾体:威力を決める
- カバー:射程を伸ばす
- 噴進剤:弾速を速くする
威力・射程・弾速はシューターなら撃つたびに手動で変更できますが、ガンナーの場合はあらかじめ設定しておく必要があります。
例えば弓場ちゃんは射程と弾数を削って、威力と弾速を高める設定にしていると作中で予想されています。
出典:ワールドトリガー 21巻182話より
ガンナーは自分好みに威力・射程・弾速をカスタマイズしており、どの項目にトリオンを注ぐかで同じトリガーでも差を出しているようです。
ガンナーはリアルタイムで設定できないので、バトルスタイルに適した銃型トリガーを選んでいるのでしょう。だから使用者のスタイルに応じて、多様な銃型トリガーがあるのだと思います。
BBFには銃型トリガーはデザインの提案が可能と記載されているので、単に見た目がかっこいいから!という銃も中にはありそうです
銃手(ガンナー)と射手(シューター)の違い
銃手(ガンナー)と射手(シューター)の違いをおさらいしておきましょう。
ガンナーもシューターも使用しているトリガーは同じで、どちらもアステロイドやバイパーなどの弾トリガーを射出して攻撃します。
- アステロイド:通常弾。直線的に飛ぶシンプルな弾丸で、最も威力が高い
- メテオラ:炸裂弾。同じく直線的に飛ぶが、着弾時に爆発するため広範囲を破壊できる
- バイパー:変化弾。弾道を自由に設定でき、障害物を避ける複雑な動きができる
- ハウンド:誘導弾/追尾弾。トリオン体の反応を追いかけるor目視で誘導して敵を追尾する
直接弾トリガーを射出するシューターに対して、ガンナーは弾トリガーを銃型トリガーから撃ち出しています。
シューターは柔軟な対応力が強みですが、使い手が少ないことからわかるよう適正に個人差があります。対してガンナーは堅実で、練習すれば誰でも扱いやすくなっているトリガーです。
ボーダーのトリガーは「大人数での運用を想定し継戦能力を重視して規格化」しているため、シューターよりもガンナーの方がボーダー的だといえそうです。扱いやすいため使い手が多く、師事しやすいのもメリットでしょう。
犬飼に師事したジャクソンのように、縦のつながりが豊富。ガンナーの方がボーダーのコンセプトにマッチしています
ちなみに嵐山隊をはじめ銃型トリガーを携帯しているガンナーは多くいますが、銃型トリガーは弧月と同様に一度消すと、新たに作りなおす際にトリオンを消費します。そのためトリオン節約のため出しっぱなしにしていると思われます。(弧月と同じくオンオフはできる)
そして大きな違いが置き弾の有無。シューターは分割したキューブを自在に配置できるので、物陰に潜ませておいて任意のタイミングで射出させたり、射程ゼロにしてキューブを設置したりできます。
前者はROUND5での対ジャクソンへの修のアステロイド、後者は大規模侵攻時のレイジさんのメテオラトラップが印象的です
ガンナーはキューブの分割ができないため置き弾は不可能ですが、代わりに以下のような独自のメリットがあります。
銃型トリガーのメリット
ガンナー・シューターどちらも同じ弾丸を撃ち出しているので基本性能は変わりませんが、銃型トリガーを用いると以下のようなメリットがあります。
射程20%アップ
射程20%アップのボーナスがあるため、より遠くの敵に当てやすくなっています。
射程が20%アップといえばしょぼく感じますが、例えばシューターだと100mしか射程がない場合でも、ガンナーだと120mまで届くということ。同じトリオン能力でも+20m射程が伸びるのは、大きなポイントでしょう。
作中では「踏み込み+旋空弧月」の射程20mの外から撃てる弓場ちゃんが、アタッカーキラーとあだ名されていました。
出典:ワールドトリガー 22巻191話より
わずか2mの差でも射程の差は大きいので、射程20%ボーナスの恩恵は大きいとわかります。
トリオンの弾丸は空気と反応していずれ消えるため、射程範囲が違うと一方的に攻撃されてしまいます。
この射程ボーナスの効果がより顕著なのが、スナイパー用トリガーなのでしょう
威力・弾速・射程が固定のため扱いやすい
威力・弾速・射程が固定のため、余計な設定なしに誰でも扱いやすくなっているのが特徴です。
シューターの場合は自由に威力・射程・弾速を設定できるものの、毎回設定するのは難しく使い手が限られてしまいます。
毎回リアルタイムでバイパーの弾道を引けるのは、那須さん・ヒュース・出水の3名のみ
トリオンキューブのサイズは常に最大サイズが表示される(トリオン能力に応じて大きさが異なる)ので、キューブをいくつに分割するかによって威力が異なります。
大きな火力を出したい場合は分割を少なく、威力よりも弾数を増やして牽制などに使いたい場合は分割を多くすることで、シューターは威力を調整しています。
二宮が使うフルアタックで揺さぶるめちゃ強戦法や、チカちゃんの分割無しメテオラ爆撃などがありますね
この際に射程や弾速も調整しています。序盤で修が風間さん相手に、飽和攻撃を行った際のゆっくりアステロイドのように、遅くしたり速くしたり調整ができるようです。(威力・射程・弾速に数字が割り振られている)
上記のようにシューターは発射までに工数が多いため難しく、意識を割かれると撃てなくなります。
例えばランク戦最終戦での二宮が顕著。修の不意打ちハウンドで、ユーマに撃とうとしていた弾丸が自分の足元などあらぬ方向に飛んで行っています。
出典:ワールドトリガー 22巻195話より
No.1シューターの二宮でも慌てたり不意をつかれたりすれば弾丸があらぬ方向へ飛ぶので、威力・弾速・射程を毎回設定するのは大変なのでしょう。アニメのシーズン3最終話で、動きがつくとより鮮明にわかりやすくなっていました。
ある程度はあらかじめ設定しておけるようですが、複数あるプリセットの中から適切なものを戦闘中に選ぶのは難しそう
「シューターの後にガンナーができた」「圧倒的にガンナーの方が多い」という事実からも、銃型トリガーの方が扱いやすいのがうかがえます。
ちなみにガンナーでも合成弾は使用できますが、事前に合成弾をセットする必要があるので、合成弾しか撃てないガンナーになります。シューターのように任意のタイミングでの合成はできません。
訓練するほど命中精度が上がる
ガンナーは狙って撃つだけで、アクションが少なくシンプルなため、訓練するほど命中精度が上がります。
出典:ワールドトリガー 21巻180話より
ボーダーNo.1ガンナーである里見が言っていたように、ガンナーはシューターよりも少ない工程で攻撃できるのが強みです。
ガンナーはシューターのように、キューブを出して分割する予備動作がありません。西部劇のように向かい合った状態での打ち合いなら、間違いなくガンナーの方が先に撃てます。
自由度が高いものの工数が多く扱いにくいシューターと、自由度が低い代わりに工数が少なく扱いやすいガンナー。向き不向きがハッキリしているようです
自動車免許のオートマ(ガンナー)とミッション(シューター)の違いのようなものでしょうか。どちらも車を運転できる(=弾丸を撃てる)ことに違いはありませんが、扱いやすさや自由度が大きく異なります。
極論ガンナーは威力・弾速・射程の調整といった余分な思考が必要ないので、訓練すればするほど早く正確に撃てるようになります。
扱いやすいので訓練するほど、命中精度が上がります。極めれば弓場ちゃんのような、アタッカーキラーになれます
ただし両手を欠損した場合は使用不可になるため、シューターよりも負傷リスクがシビアです。
とはいえ中には犬飼のようにシュータートリガーを装備している場合も。腕を落としたからといって、油断できないのがガンナーです。
ROUND4では奥寺&小荒井ペアに右手を落とされても、左手に持ち替えて撃っていました。器用過ぎる……
銃の種類によって生まれる銃型トリガーの違い
弾の特性は弾トリガーの種類に依存するにもかかわらず、拳銃型やアサルトライフル型など銃型トリガーには様々な種類があります。
銃ごとに特性が違い、個々の戦闘スタイルに合わせて選んでいると思われますが、どのような違いがあるのでしょうか。
弾丸の大きさが異なる
威力・射程・弾速以外に「弾丸の大きさ」も、銃により異なり威力に関係があると推測できます。
例えば分割数の少ない大玉アステロイドと、分割数の多い小玉アステロイドでは、威力が大きく異なります。シューターは弾が大きければ大きいほど威力が高くなるため、銃型トリガーでも同じことがいえると思われます。
弾丸が大きくなれば、必然的に銃の口径も大きくなります。
ボーダーで様々な大きさの銃が使用されているのは、口径(=射出される弾丸の大きさ)による差があるためでしょう
また口径を大きくしているのは上記理由に加えて、大きな弾丸でより広範囲のトリオン体を削るためではないでしょうか。直径1センチの弾丸と直径10センチの弾丸では、削り取れる範囲は大きく違います。
トリオン体に空く穴が大きいほどトリオンは漏出しやすくなるので、広範囲を大きく削れるかどうかは重要な問題です。
出典:ワールドトリガー 13巻111話より
実際ゾエさんが使うグレネードランチャーは大口径で、東さんに撃ち落された弾丸も大きく描かれていました。
ゾエさんはトリオン9(サイドエフェクト持ちのカゲが7)なので、トリオンの多さを威力に置換していると思われます
シューターはトリオンの分割数を変えて威力を調整しますが、リアルタイムで分割できないガンナーは、威力を高めるためには初めから大口径の銃を選ぶ必要があるのでしょう。
【シューターの分割数≒ガンナーの口径】といえそうです。
トリオンは空気抵抗を受けなかったり、弾速・射程が銃ではなく弾依存だったりと、現実の物理法則とは関係ないため、現実の銃以上に口径の大きさが威力に直結しやすいと思われます。
小型の銃でも口径が大きければ、大型銃並みの威力を放てる可能性があります
連射力が異なる
連射力も銃型トリガーによって異なると思われます。
例えばアサルトライフル型(ex嵐山隊、柿崎隊)やサブマシンガン型(ex犬飼澄晴)は軽快に連射している描写が多々ありますが、拳銃型(ex三輪秀次、木虎藍)やショットガン型(ex諏訪隊)は前者ほど連発しているシーンはありません。
連射力が高ければ攻撃の手数が多くなるので、撃たれた敵は守りを固めるしかなくなり、より制圧しやすくなるでしょう
連射が速ければ、それだけ多くの弾丸を敵に当てやすくなります。もし防がれたとしても、シールドやレイガストも無敵ではないので、当て続ければいつかは割れます。
出典:ワールドトリガー 6巻50話より
シールドやレイガストは耐久力が減っていくイメージだと思うので、連射力があればそれだけ削りやすくなります。
また敵に避けられにくくなるのも利点でしょう。例えば一発ボールを投げられるのと、連続してボールを投げられるのでは、後者の方が避けにくく当たる確率は高くなります。
一撃で仕留めるというよりは、面制圧して「敵のHPを削る」「動きを止める」ことに重きを置くのであれば、連射力が高い方が有利です。
速射性が異なる
銃型トリガーの種類によって、速射性にも違いがあります。
速射とは発砲と発砲の間隔を短くし、続けざまに発射すること。連続で撃ち続ける連射とは違い、撃った後に再度撃つまでの時間が短いことを指します。
作中ではリロードの様子が描かれていませんが、トリガーにもリロード(弾の補充)は存在します。
シューターがキューブを撃ち終わったあと、再度キューブを出す工程(リロード)が必要になるので、ガンナーも同じかもしれません。
迅悠一VS遠征舞台の際に、レーダーを強化するシーンで嵐山さんの視界に、残弾数のようなメモリが表示されていました。リロードまでの弾数もわかるのかも?
他にも風刃はリロードが隙とされていたり、狙撃トリガーには速射の項目があったりするので、銃型トリガーだけ「リロードがない」と考えるのは不自然です。ガンナーもリロードの隙があると思われます。
実際公式からの回答でショットガンは「射撃と射撃の間に隙がある」とされているので、銃ごとに差があるのでしょう。
ただし今のところ隙がある=速射性が低いと明言されている銃型トリガーはショットガンのみ。他の銃型トリガーも種類によって異なると思われますが、描写があまりないため具体的には不明です。
里見は「キューブ出して」の部分がガンナーは不要と言っていたので、ガンナーはリロードないのかも……
銃型トリガーの種類ごとの特徴
ざっくりと銃型トリガーの種類ごとの違いを見てきましたが、ここからは各銃型トリガーについて詳しく特徴を見ていきます。
拳銃(ハンドガン)型
出典:ワールドトリガー 9巻79話より
ガンナーだけでなくオールラウンダーにも所持者が多く、近距離で強いタイプ。とりまる曰く「近距離からドカドカ撃つタイプ」なので、威力重視のようです。
現実のハンドガンであれば他の銃よりも威力は低くなりがちですが、射程や弾速などを調整して威力を底上げしていると思われます。
オールラウンダーでもアタッカーよりの隊員や、近距離ガンナーに使用者が多いことからも、近距離武器と認識されているようです
銃自体がコンパクトなので、アタッカーとして動いても邪魔になりにくいのが利点。三輪や木虎のように近距離で戦うオールラウンダーでも、腰にホルスターをつけて携帯しておけば武器を振っても邪魔になりません。
BBFによるとハンドガン使いの多くは射程3。射程は短いものの、中には弓場ちゃんのように、アタッカーキラーとまで呼ばれる猛者もいます。
基本的に連射力は高くなさそうですが、ショットガンほど連射力が低いわけでもありません。
三輪は対ユーマ戦や対アフトクラトル戦で4~7発ほど連射していました。これが限界?
ちなみに三輪だけ弾倉を変える描写がありますが、これは改造鉛弾(レッドバレット)を使用するため。通常のレッドバレットは両手の枠が塞がりますが、改造レッドバレットは片手の枠のみで使用できます。
ハイレイン戦で近距離からドカドカ撃ちながらも、シールドを展開できていたのはA級特権の改造のおかげです。
使用者:唯我 尊、里見 一馬、木虎 藍、三輪 秀次、弓場 拓磨、香取 葉子、巴 虎太郎、海老名 貴大、茶野 真、藤沢 樹
突撃銃(アサルトライフル)型
出典:ワールドトリガー 4巻29話より
ガンナーやオールラウンダーなど中距離で撃ち合うのに使われるタイプ。とりまる曰く「中距離からバリバリ連射するタイプ」なので、射程重視のようです。
BBFによるとアサルトライフル使いは射程4。現実では強力な銃ですが、射程にトリオンを割いているのであれば、威力はそれほど大きくないのかもしれません。
使用する際はほぼ連射されている場面ばかりなので、一発で仕留めるのではなく面制圧して動きを抑えることに長けています
ひと口にアサルトライフル型といっても、実はスタイルが異なります。比較的使用者の多いタイプなので、各々の戦い方に合わせて、銃の形を変えているものと思われます。
また銃口が2つあるのが特徴。アステロイドなどメインで使われる弾丸は上の銃口から発射され、メテオラやハウンドなどサブ的に使われる弾丸は下の銃口から発射されるようです。
2つの弾丸の切り替えは手動で行われているようで、引き金付近のスイッチで切り替えている描写が確認されています。
出典:ワールドトリガー 7巻58話より
例えば大規模侵攻編でヒュースと戦った際とりまるは、スイッチで切り替えてバイパーを撃っているシーンがあります。
他にもランク戦ROUND3では那須さんの猛攻に対して、来間さんがハウンドを放つシーンでもスイッチを切り替えています
ガンナーの場合は通常弾と特殊弾の切り替えは、手動で行う必要があるようです。
見た目が違うのはもちろん銃声にも違いが。例えば来間さんは「タタタタタタ」ですが嵐山さんは「ドドドドドド」柿崎さんは「ガガガガガガ」照屋ちゃんは「パパパパパパ」と、それぞれ書き分けられています。
恐らく各隊員のスタイルやトリオン能力によって、威力や弾速などが変化している影響かも?
使用者:佐伯 竜司、里見 一馬、嵐山 准、時枝 充、片桐 隆明、木崎 レイジ、烏丸 京介、来間 辰也、柿崎 国治、照屋 文香、漆間 恒、松代 仁、宇都宮 和歌、船橋 了午、丸井 星司、吉里 雄一郎、北添 秀高
サブマシンガン型
ワールドトリガーでの区分はアサルトライフル型ですが、現実のモデルとなった銃はPDW(≒サブマシンガン)と思われます。
特に特徴的なのが犬飼澄晴。彼が使用する銃はPDWのP90がモデルと思われます。P90は人間工学に基づいて、左右どちらの手で使っても使いやすいというのが特徴的な銃です。
出典:ワールドトリガー 13巻112話より
例えばROUND4戦で右手を失った際には、そのまま左手に持ち替えて使用していました。これは犬飼が器用なのはもちろんですが、左右どちらの手でも使えるP90ならではです。
恐らく犬飼は左右どちらの手を失っても大丈夫なように、P90をチョイスしたものと思われます。
ガンナーはシューターと違い、手を失うと戦力が激減するので、賢いリスクヘッジです(シューター用トリガーやスコーピオンをセットしているのも、恐らく手を失った時の保険)
使用者:犬飼 澄晴、若村 麓郎
散弾銃(ショットガン)型
出典:ワールドトリガー 23巻198話より
現状諏訪隊のみが使用している使い手が少ないトリガー。現実の散弾銃と同様に、一発で複数の弾が出る仕組みになっています。
命中箇所に複数の弾痕が残るため、痛そう感が強いトリガー。描写から推測する限り、一度の発砲で10発ほど弾丸が出ています
諏訪隊のように両手ショットガン装備なら、一度に20発ほど撃てる計算。面制圧力が高く避けにくい攻撃が可能です。威力も高く、フルアタックならフルガードの相手でも削られてしまうほどです。
シールドに弱いイメージがある銃型トリガーの中では、攻撃力が高い部類に入ります。
諏訪さんは攻撃9なので、No.4アタッカー村上鋼やユーマと同等。グレネードでの爆撃を行うゾエさんでも攻撃7なので、破格の攻撃力です
ただし射程が短く、ハンドガンと同じく射程3。味方と火力を合わせたり援護したりといった、ガンナーの強みを発揮できません。
距離を詰めなければ攻撃手段がないので、同じガンナー相手に不利です。「射撃と射撃の間に隙がある」というデメリットもあるので、近距離での立ち回り・生存力が要求されるため、使い手が限られているのでしょう。
反面シールドを破る攻撃力と一定の射程があるので、アタッカー相手には強くなっています。強みと弱みがハッキリした、諏訪隊らしい割り切ったトリガーです。
諏訪隊だけが使用しているため、対アタッカー。ひいては対風間さん用の装備なのかも?広範囲攻撃はスタア―メーカーと相性が良く、カメレオン対策にも有効そうです
使用者:諏訪 洸太郎、堤 大地
榴弾砲(グレネードガン)型
出典:ワールドトリガー 13巻111話より
ゾエさんが使用している銃型トリガー。現状銃型トリガーの中で唯一、曲射攻撃ができるトリガーです。
ゾエさんが使用していたメテオラは、本来真っ直ぐにしか飛ばせません。トリオンの弾丸は重力の影響を受けないので、アサルトライフル型をはじめ銃型トリガーでは曲射できない構造です。
グレネードガン型は曲射により射程を伸ばす補助機能があるのでしょう。
ゾエさんは射程6とガンナーの中ではトップクラスに長距離射程。スナイパーの射程が7~11ほどなので、狙撃手に肉薄しています。
ROUND4での適当メテオラを見る限り、一発一発の威力は民家を一撃で吹っ飛ばすほど高いもよう。もろに当たれば、ベイルアウト必至です。
ただし一度に3発ほどしか撃っていないので、連射力は低そうです。
使用者:北添 尋、 丸井 星司
機関砲(ガトリング砲)型
出典:ワールドトリガー 7巻55話より
パーフェクトオールラウンダーであるレイジさんが、大規模侵攻時に使用していたトリガー。ヒュース&ヴィザ翁ペアを留めるために使用されました。
白い発砲エフェクトが強く描写されていることから推測するに、アサルトライフル型よりも連射力が高く制圧力に優れていると思われます。
両手で持って使用していることから、トリオン体の身体能力でも扱いにくい重量級の銃なのでしょう。(そもそも現実の銃なら、人間が持たず固定して使う)
ヴィザ翁相手に市街地でゲリラ戦をする際は、アサルトライフルに持ち替えていることからも取り回しにくさがうかがえます
アサルトライフル型や拳銃型など他の銃型トリガーのように、片手で持って移動しながら戦うというよりも、エスクードなどで守りを固めて銃撃する拠点防衛に優れた銃のようです。
火力が高く防衛向きの装備ですが、レイジさんしか装備していません。玉狛専用のワンオフトリガーの可能性があります。
ちなみにレイジさん十八番の「全武装(フルアームズ)」の際は、物質盾と共に右手に装備されます。
使用者:木崎 レイジ
ボーダー隊員はバトルスタイルに応じて適した銃を使っている
ワールドトリガーの世界では現実の銃とは違い、弾丸がメインなので銃型トリガーは弾トリガーを発射する装置でしかありません。弾丸が同じなら、どの銃を使っても同じように思えます。
しかし銃の経口や取り回し、連射力などが銃ごとに異なるため、たとえ弾丸が同じでもバトルスタイルは大きく異なってきます。
例えば近距離で戦うクロスレンジオールラウンダーなら、コンパクトな拳銃型が。中距離から火力を集めるミドルレンジオールラウンダーやガンナーには、連射力が高く面制圧に向いたアサルトライフル型がマッチしています。
シューターの自由度の高さを限定的に再現するために、銃型ガンナーは豊富にあるのでしょう
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